市民活動と哲学
- 2014/07/25
- 16:06
7月19日の日経朝刊の文化面の記事「哲学者アーレントに脚光」は、色々と考え込む記事でした。哲学者アーレントがいう「悪の陳腐さ」という表現は、非常に的を射ていると思います。この間の私たちが直面している裁判の中で、上方喜劇のようなことが起こり続けて、社会問題となっていくことを、当事者として、目の当たりにしました。思考停止が起こす連鎖の怖さを知りました。多様性を認めるということは、「相手に説得されてもい...
NPOが指定管理を受けるとき。<NPOの課題>
- 2014/05/25
- 15:59
NPOが指定管理を受けるとき、NPO側にも、大きな課題がある。NPOは、公共性の高い社会貢献活動をする組織であることから公共事業を受けるとき、自分たちのミッションを実現できると勘違いしがちである。公共事業の目的の一部は、確かにミッションと合致するかもしれないが、達成すべきは、自治体の施策の目的なのだ。次に、大きな課題は、NPOの経営力である。自組織を運営しつつ公共施設を管理運営していくという高度なマネジメント...
NPOが指定管理を受けるとき。<協定>
- 2014/05/23
- 00:23
指定管理業務を受けるとき、指定管理は商法上の契約ではなく、両者間の協定が交わされて関係が成り立つ。協議して、両者間で取り決めを行うということだ。私は、指定管理の協定を取り交わすとき、協定は、力関係が明確な時は、弱者のNPOが不利だと思った。協定は、見えない締め付けとなり得る。契約は、商法上の保護があるが、それすらないのだ。力関係が対等なら、協議は当然、互いの利害関係を調整しながら進められる。ところが...
NPO運営相談「事業の立案:ポイント2 採算の取れる事業か?」
- 2014/05/11
- 19:33
アイデアが組織の事業体系の中に位置付けられると、ホッとします。これが最初のGoサインです。次に、ラフ案に基づいて、細かい工程を考えて見積もりを作ります。この作業は、結構楽しいので、私は、ルンルンで、excelに数字を入れたり、ガントチャートを作成したりと、想像を膨らませます。その時に、必ず、自分に訊くシビアな経営者としての問いがあります。「採算の取れる事業か?」採算が取れるという意味をどう解釈しようか?...
地域課題の把握と助成金申請
- 2014/04/26
- 14:01
23日は、いわきでの第3回NPOマネジメント講座でした。5月募集が開始される赤い羽根共同募金のボラサポ助成↓http://www.akaihane.or.jp/er/p3.htmlに自分たちの復興支援活動の企画の助成申請書を書くというシチュエーションで、すすめました。まず、ボラサポがどういう助成金なのか?どんなふうに申請書を書いて、どこに申請するのか?一つ一つ、説明し、今まで練ってきた自分の企画案を、申請書の各項目にに書き込む作業をしま...