「身体の仕組み」から考える「コミュニティづくり」とは?
- 2017/01/10
- 10:02
こんにちは。CoCoTの中尾です。
先日、「韓氏意拳」という中国の武術の講習会に参加してきました。
私には武術の心得などなく、武術を習得したいという気持ちも特にありません。
ではなぜこの講習会に参加したかというと、「身体の使い方」に関心があったからです。
身体というのは、東洋的な見方をすると、各部位がそれぞれ「つながっていて」、例えば、小指から腕を通って、肩、肩甲骨、腰(骨盤)、ももやひざの裏(特に外側)、外側のくるぶしを通って、足の小指までつながってるそうです。
おそらく、それもただ一直線につながってるだけでなく、他の「つながり」とも「つながって」いて、膨大なネットワークを形成して、身体というのは動いている。
よくまちづくりや地域連携で「コミュニティをつくる」といいますが、私は、この身体の仕組みと、コミュニティをつくるというのは同じなのではと考えています。
人々がつながって、ネットワークを形成することで、組織は動いていく。
ここで大事なのは、身体はネットワークが弱くなると、スムーズに動きません。
コミュニティ(人間関係)も、関係やつながりが弱くなるとスムーズに動きません。
先日の講習会では、ただ立ったまま、身体に意識を集中させて、感覚の感度を上げていくことで、身体のいろいろな個所の認識がはっきりし、各部位がつながっていくようなことを体験しました。
そうすると、例えば、今までは腕だけで力を入れていた動きに、肩や背筋や腰なども手伝って、それぞれの部位は「わずかな力」を出すだけで、全体では大きな力を生み出すことができます。
コミュニティ(人間関係)も、お互いのことをしっかり意識し、認識をはっきりさせることで、関係が築かれていく。関係が築かれると、それぞれがわずかな力を出すことで、全体として大きな動きをつくることができる。
普段、私たちは、人間関係が築かれない中で、つながりが弱い中で、個別に力を出したり、誰かはうまく力が出せず、もしくは、誰かは大きな負担を抱えていたり、とてもアンバランスで非効率な力をの出し方をしていることが多いと思います。身体の使い方と同じです。
大事なことは、身体と同じで、それぞれを認識すること。どんな人がいて、どんなことを考えていて、どんな気持ちで今ここにいるのか、困っていることはないか、気になっていることはないか、感情的な不平不満はないか。
それらを、良い悪いで判断することなく、ただ言葉にしただ聞くことができれば、私たちはバランスの取れた関係を築くことができ、それぞれが一番心地よいの力の出し方ができるようになる。
これは一つの理想ではありますが、私が目指したい「コミュニティづくり」のひとつです。
東洋的な考え方には、とても多くの学びがあります。
もともとの自分たちの国の考え方、昔の方たちでの知恵でもあります。
この数十年間で、西洋の考え方がたくさん日本やってきましたが、
あらためて、自分たちの国の考え方にも意識を向けて、
まちづくり、コミュニティづくり、人間関係づくりというのを考えてみたい。
そんな風に思っています。
先日、「韓氏意拳」という中国の武術の講習会に参加してきました。
私には武術の心得などなく、武術を習得したいという気持ちも特にありません。
ではなぜこの講習会に参加したかというと、「身体の使い方」に関心があったからです。
身体というのは、東洋的な見方をすると、各部位がそれぞれ「つながっていて」、例えば、小指から腕を通って、肩、肩甲骨、腰(骨盤)、ももやひざの裏(特に外側)、外側のくるぶしを通って、足の小指までつながってるそうです。
おそらく、それもただ一直線につながってるだけでなく、他の「つながり」とも「つながって」いて、膨大なネットワークを形成して、身体というのは動いている。
よくまちづくりや地域連携で「コミュニティをつくる」といいますが、私は、この身体の仕組みと、コミュニティをつくるというのは同じなのではと考えています。
人々がつながって、ネットワークを形成することで、組織は動いていく。
ここで大事なのは、身体はネットワークが弱くなると、スムーズに動きません。
コミュニティ(人間関係)も、関係やつながりが弱くなるとスムーズに動きません。
先日の講習会では、ただ立ったまま、身体に意識を集中させて、感覚の感度を上げていくことで、身体のいろいろな個所の認識がはっきりし、各部位がつながっていくようなことを体験しました。
そうすると、例えば、今までは腕だけで力を入れていた動きに、肩や背筋や腰なども手伝って、それぞれの部位は「わずかな力」を出すだけで、全体では大きな力を生み出すことができます。
コミュニティ(人間関係)も、お互いのことをしっかり意識し、認識をはっきりさせることで、関係が築かれていく。関係が築かれると、それぞれがわずかな力を出すことで、全体として大きな動きをつくることができる。
普段、私たちは、人間関係が築かれない中で、つながりが弱い中で、個別に力を出したり、誰かはうまく力が出せず、もしくは、誰かは大きな負担を抱えていたり、とてもアンバランスで非効率な力をの出し方をしていることが多いと思います。身体の使い方と同じです。
大事なことは、身体と同じで、それぞれを認識すること。どんな人がいて、どんなことを考えていて、どんな気持ちで今ここにいるのか、困っていることはないか、気になっていることはないか、感情的な不平不満はないか。
それらを、良い悪いで判断することなく、ただ言葉にしただ聞くことができれば、私たちはバランスの取れた関係を築くことができ、それぞれが一番心地よいの力の出し方ができるようになる。
これは一つの理想ではありますが、私が目指したい「コミュニティづくり」のひとつです。
東洋的な考え方には、とても多くの学びがあります。
もともとの自分たちの国の考え方、昔の方たちでの知恵でもあります。
この数十年間で、西洋の考え方がたくさん日本やってきましたが、
あらためて、自分たちの国の考え方にも意識を向けて、
まちづくり、コミュニティづくり、人間関係づくりというのを考えてみたい。
そんな風に思っています。
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