不特定多数には支援できない、対象を絞れば検討可能(寄付・協賛に関する備忘録)
- 2017/10/16
- 23:30
<まずは宣伝から!>
今月の末、10月29日(日)は、毎月恒例の音楽の祭典!
「ヒカッテルネ!松戸マルシェ」です。
そして今月は松戸マルシェ特別ハロウィンバージョン!
恒例となったコスプレコンテストや東口デッキから西口デッキ間で仮装パレードも行います。
パレードは飛び入り参加OKで、子どもだけでなく大人も大歓迎!
参加者にはお菓子のプレゼントも用意しています。
どうぞ親子そろってご参加ください!
以上が宣伝です。
そしてここからが、今日のタイトルにつながるお話しです。
先日、この松戸マルシェの協賛を企業にお願いしようということで、
ヤマザキパンさんにお電話しました。
ヤマザキパンさんは、松戸に2つの工場があり、
以前、2011年の震災のときに、パンの無料配布をしていただいたことがあります。
当時、CoCoTは松戸での復興支援ネットワークの事務局をしていました。
その活動の中で、松戸に自主避難されていた方へのサポートを、学生ボランティアに手伝ってもらっていました。
ヤマザキパンさんには、その学生ボランティアたちに、無償でパンを配布していただきました。
今回は、10月の松戸マルシェハロウィンに呼ぶ予定の、子ども食堂に通う子供たちに、
パンの無料配布をしたいと考えていて、ご支援が可能かお伺いしました。
電話に出られた方から「それは、配布する子どもたちを選別するということですか?」と質問されました。
私はとっさに「いえ、選別するということはなく、駅前でブースを出して、
寄ってくれた子どもたち全員に配布したいと考えています」と答えました。
「子どもたちを選別するような”ひどいこと”はしません」という意味で答えました。
すると、ヤマザキパンさんから「つまり、子ども食堂のお子さんかどうかは関係なく、ブースに来たお子さん全員に配布するということですね。こちらとしては、不特定多数の方に配布するということは出来無いんですね。例えば、特定の施設に行って配布するなど、配布の対象が明確な場合は検討もできるのですが、今回の場合は残念ながら難しいです」
これを聞いて始め私は「営業に失敗した」と思いました。
しかし、あとで代表の小山に伝えたところ「大きな成果だ」と評価されました。
つまり、ヤマザキパンさんは、「不特定多数には配布しない」ことが分かり、
逆に「対象が絞られれば配布を検討してくれる」ということが分かった、と。
震災のときは、「学生ボランティア」に対象が絞られていたので、
可能だったことも分かりました。
寄付や協賛を考えるときに、「支援された側の声」というのは多く耳にしますが、
「支援する側の声」はなかなか聞く機会がありません。
今回は、支援する側の貴重な声を聞けたということで、一つの成果となりました。
備忘録として、ここに記録しておきます。
CoCoTスタッフ 中尾聡志
今月の末、10月29日(日)は、毎月恒例の音楽の祭典!
「ヒカッテルネ!松戸マルシェ」です。
そして今月は松戸マルシェ特別ハロウィンバージョン!
恒例となったコスプレコンテストや東口デッキから西口デッキ間で仮装パレードも行います。
パレードは飛び入り参加OKで、子どもだけでなく大人も大歓迎!
参加者にはお菓子のプレゼントも用意しています。
どうぞ親子そろってご参加ください!
以上が宣伝です。
そしてここからが、今日のタイトルにつながるお話しです。
先日、この松戸マルシェの協賛を企業にお願いしようということで、
ヤマザキパンさんにお電話しました。
ヤマザキパンさんは、松戸に2つの工場があり、
以前、2011年の震災のときに、パンの無料配布をしていただいたことがあります。
当時、CoCoTは松戸での復興支援ネットワークの事務局をしていました。
その活動の中で、松戸に自主避難されていた方へのサポートを、学生ボランティアに手伝ってもらっていました。
ヤマザキパンさんには、その学生ボランティアたちに、無償でパンを配布していただきました。
今回は、10月の松戸マルシェハロウィンに呼ぶ予定の、子ども食堂に通う子供たちに、
パンの無料配布をしたいと考えていて、ご支援が可能かお伺いしました。
電話に出られた方から「それは、配布する子どもたちを選別するということですか?」と質問されました。
私はとっさに「いえ、選別するということはなく、駅前でブースを出して、
寄ってくれた子どもたち全員に配布したいと考えています」と答えました。
「子どもたちを選別するような”ひどいこと”はしません」という意味で答えました。
すると、ヤマザキパンさんから「つまり、子ども食堂のお子さんかどうかは関係なく、ブースに来たお子さん全員に配布するということですね。こちらとしては、不特定多数の方に配布するということは出来無いんですね。例えば、特定の施設に行って配布するなど、配布の対象が明確な場合は検討もできるのですが、今回の場合は残念ながら難しいです」
これを聞いて始め私は「営業に失敗した」と思いました。
しかし、あとで代表の小山に伝えたところ「大きな成果だ」と評価されました。
つまり、ヤマザキパンさんは、「不特定多数には配布しない」ことが分かり、
逆に「対象が絞られれば配布を検討してくれる」ということが分かった、と。
震災のときは、「学生ボランティア」に対象が絞られていたので、
可能だったことも分かりました。
寄付や協賛を考えるときに、「支援された側の声」というのは多く耳にしますが、
「支援する側の声」はなかなか聞く機会がありません。
今回は、支援する側の貴重な声を聞けたということで、一つの成果となりました。
備忘録として、ここに記録しておきます。
CoCoTスタッフ 中尾聡志
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