コーディネーターの判断基準
- 2014/01/06
- 12:36

3.11以降、私自身にとって大きな課題となったのは、
緊急時に、自分自身の判断で、コーディネーターとして組織的な行動を起こすとき、
自分たちの判断基準はどこに依拠するのだろうかということでした。
人力を超えた自然災害とそれによって引き起こされる人災は、
そもそも、この社会がリスクとして内在的に抱えていた危機と不安をはっきりと自覚させられました。
原発事故は、突然、起こった不幸ではなかったのではないかと何度も自問せざるを得ません。
自分たち一人一人の選択の集積が、招いたのであれば、
非常時の私たちの判断基準は、平常にこそ、形成されるものでしょう。
震災時の論議は、防災の面が強調されて方策が重視され、
社会状況を判断する視点が欠落しがちです。
ここで、私たちがこの混沌をきちんと見つめ直し、
次世代に伝えていく作業を始めることにこそ、
コミュニティの再生を担う私たちの仕事だと思っています。
丁寧に、確実に始めていくために、
今回のテーマ型サロン交流会を開きます。
今後は、CoCoT交流会は、テーマを深めていく場として、続けていくつもりです。
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