懐かしい伝承の遊びを次世代へ
- 2014/01/11
- 18:15
まるごと松戸ファンド2013 助成団体「昔のあそびと遊ぼう会」のご紹介です。
一緒に活動するボランティアさんも募集しています!
同会は2006年に現会長の白石彌登美さんが、同年代の友人や友達に呼び掛けて結成しました。小学校に入学した子どもを持つ地元の主婦から「最近は子どもを遊ばせたくても、みんなで遊びをやっているところがない」と聞かされたのがきっかけでした。そういえば今の子どもは昔のように遊んでいないと、白石さんから声をかけられた人たちも賛同。最初は昔の遊びを思い出しながらあやとり、お手玉、ケン玉、わらべ歌などを練習しました。昔の遊びですから、当然知っている人の年齢も高くなります。会員の平均年齢は65歳、最高齢は83歳の女性ですが、子どもの頃に自分たちがよくやっていた昔の遊びの楽しさを味わってもらい、次の世代に伝承させようと意欲的に活動を開始しました。
地元の六実桜祭りの場や小学校、保育所などに出向いて披露したところ、子どもたちは目を輝かせて昔の遊びに熱中。保護者からも好評で、あちこちから「ぜひやってほしい」と依頼が舞い込むようになりました。
今年はすでに40か所近くを回り、さまざまな遊びを子どもたちとともに楽しんでいます。各地域のお祭りやケン玉大会などの定例イベントをはじめ、保育園(10数回)、小学校、学童保育などからひっぱりダコの人気ぶりです。これに応えようと、毎月1回六実支所のホールで月例会を開き、会員同士の親睦と技術の向上、新しい遊びの習得などに力を入れています。
昔からの遊びといえば、ケン玉、あやとり、お手玉、コマ回し、羽つき、まりつきなどがよく知られたものですが、同会ではフラフープやカードゲームなども復活させました。さらにわらべ歌に合わせて体を動かす「わらべうたあそび」、長さ40センチ㍍ほどの竹の棒を束にしてリズムを取って上下、斜めなどに動かす「竹かえし」、軽妙に手を交差させる「手あそび」などそれぞれ自分の得意とする遊びの技を磨きました。特に最近子どもたちに人気のあるのが細長い松の板(縦約20センチ、横約2センチ)を組み合わせてタワーや動物など自由に多くの大きなものをつくれる「カプラ」という遊びです。
このほど、地元の六実支所で開かれた「六実っ子まつり」では、子どもたちがこま回し、ケン玉、竹かえし、わらべうた、カプラなどのコーナーに別れ、会員の指導で昔の遊びに挑戦。難しいケン玉が成功したりすると「やったぁ!」とガッツポーズで大はしゃぎ。2メートル近い大きな「カプラ」をつくったグループには「うわー、すげえ!」と歓声が上がるなど会場は熱気がムンムン。参加する子どもが1000人にものぼるため、入れ替え制で行われるほどで、スタッフもてんてこ舞いの忙しさでした。
最近は松戸市の献灯まつりに参加したり、流山市や我孫子市などの子ども育成団体から招かれたりするなど知名度とともに活動範囲も広がっています。小学校の総合学習にも年数回参加させてもらうようにもなりました。活動が広がると遊びの道具も不足がちになり、全日本ケン玉協会から提供を受けるなど課題も出ていますが、約20人の会員たちは「まずは自分が童心に返って楽しむことです。それを子どもたちに伝えることができれば最高です」と意気盛ん。子どもたちからは若さがもらえるし、子どもたちも遊びの体験を通して多くの人とかかわることの楽しさや達成感を得ることができるという共通のメリットがあるからでしょう。
ご主人とともに二人三脚で活動を支えてきた白石ツキコさんは「最近の子は昔と違って自由に遊べる場所もないのでかわいそうですね。それもあって初めは10人ほどで始まったのですが、子どもたちに喜んでもらえるのが何よりです。現在は倍の会員数になって中学生たちもボランティアをしてくれていますが、活動範囲が広がってきたので、スタッフ不足の現状です。昔からの遊びを次世代へと伝承してくれる方々がもっと増えてほしいです」と後継者を求めています。
◆事務局
〒270-2240 松戸市六実2-52-10
TEL:047-387-1522
【E-mail】yatomi@mtg.biglobe.ne.jp
一緒に活動するボランティアさんも募集しています!
同会は2006年に現会長の白石彌登美さんが、同年代の友人や友達に呼び掛けて結成しました。小学校に入学した子どもを持つ地元の主婦から「最近は子どもを遊ばせたくても、みんなで遊びをやっているところがない」と聞かされたのがきっかけでした。そういえば今の子どもは昔のように遊んでいないと、白石さんから声をかけられた人たちも賛同。最初は昔の遊びを思い出しながらあやとり、お手玉、ケン玉、わらべ歌などを練習しました。昔の遊びですから、当然知っている人の年齢も高くなります。会員の平均年齢は65歳、最高齢は83歳の女性ですが、子どもの頃に自分たちがよくやっていた昔の遊びの楽しさを味わってもらい、次の世代に伝承させようと意欲的に活動を開始しました。
地元の六実桜祭りの場や小学校、保育所などに出向いて披露したところ、子どもたちは目を輝かせて昔の遊びに熱中。保護者からも好評で、あちこちから「ぜひやってほしい」と依頼が舞い込むようになりました。
今年はすでに40か所近くを回り、さまざまな遊びを子どもたちとともに楽しんでいます。各地域のお祭りやケン玉大会などの定例イベントをはじめ、保育園(10数回)、小学校、学童保育などからひっぱりダコの人気ぶりです。これに応えようと、毎月1回六実支所のホールで月例会を開き、会員同士の親睦と技術の向上、新しい遊びの習得などに力を入れています。
昔からの遊びといえば、ケン玉、あやとり、お手玉、コマ回し、羽つき、まりつきなどがよく知られたものですが、同会ではフラフープやカードゲームなども復活させました。さらにわらべ歌に合わせて体を動かす「わらべうたあそび」、長さ40センチ㍍ほどの竹の棒を束にしてリズムを取って上下、斜めなどに動かす「竹かえし」、軽妙に手を交差させる「手あそび」などそれぞれ自分の得意とする遊びの技を磨きました。特に最近子どもたちに人気のあるのが細長い松の板(縦約20センチ、横約2センチ)を組み合わせてタワーや動物など自由に多くの大きなものをつくれる「カプラ」という遊びです。
このほど、地元の六実支所で開かれた「六実っ子まつり」では、子どもたちがこま回し、ケン玉、竹かえし、わらべうた、カプラなどのコーナーに別れ、会員の指導で昔の遊びに挑戦。難しいケン玉が成功したりすると「やったぁ!」とガッツポーズで大はしゃぎ。2メートル近い大きな「カプラ」をつくったグループには「うわー、すげえ!」と歓声が上がるなど会場は熱気がムンムン。参加する子どもが1000人にものぼるため、入れ替え制で行われるほどで、スタッフもてんてこ舞いの忙しさでした。
最近は松戸市の献灯まつりに参加したり、流山市や我孫子市などの子ども育成団体から招かれたりするなど知名度とともに活動範囲も広がっています。小学校の総合学習にも年数回参加させてもらうようにもなりました。活動が広がると遊びの道具も不足がちになり、全日本ケン玉協会から提供を受けるなど課題も出ていますが、約20人の会員たちは「まずは自分が童心に返って楽しむことです。それを子どもたちに伝えることができれば最高です」と意気盛ん。子どもたちからは若さがもらえるし、子どもたちも遊びの体験を通して多くの人とかかわることの楽しさや達成感を得ることができるという共通のメリットがあるからでしょう。
ご主人とともに二人三脚で活動を支えてきた白石ツキコさんは「最近の子は昔と違って自由に遊べる場所もないのでかわいそうですね。それもあって初めは10人ほどで始まったのですが、子どもたちに喜んでもらえるのが何よりです。現在は倍の会員数になって中学生たちもボランティアをしてくれていますが、活動範囲が広がってきたので、スタッフ不足の現状です。昔からの遊びを次世代へと伝承してくれる方々がもっと増えてほしいです」と後継者を求めています。
◆事務局
〒270-2240 松戸市六実2-52-10
TEL:047-387-1522
【E-mail】yatomi@mtg.biglobe.ne.jp
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