松戸アートライン訴訟勉強会 テーマ「事業委託は協働ではない?!」
- 2014/12/10
- 20:49
明日の松戸―トライン民事訴訟勉強会
テーマは、「事業委託は協働ではない!委託契約で対等性を確保する方法は?」
「事業委託は協働事業ではない」という主張は、既に過去のものとなり、協働を実践していくに当たり、「業務委託」や「指定管理」で、財政基盤の脆弱なNPOと連携して、経営リスクを避け紛争を回避し、より良い成果を挙げる方策が真剣に検討される時代になってきた。
〇「NPOと行政の協働マニュアル」(新潟県、平成 20 年 11 月) では、
http://www.pref.niigata.lg.jp/kenminseikatsu/1226001688000.html
(1)事業委託とは
「事業委託」は、行政が担当すべき分野の事業を行政にはない優れた特性を持つ第三者に
契約をもって委ねる協働の形態です。
行政が業務を委託する相手方として、NPOは「非営利性」や「公共性」とともに「専門
性」や「先駆性」などの優れた特性を有していると言えます。
と、ここでは、NPOに
発注する事業委託を協働の形態と位置づけられて、実際に契約に当たっての心得や手続きまで、検討されている。
〇「協働事業における契約のあり 方等に関する検討結果報告書」
小金井市市民協働のあり方等検討委員会 平成24年2月
https://www.city.koganei.lg.jp/kakuka/shiminbu/shiminbunkaka/singikaitou/kyodotoushin.files/kyodokeiyaku.pdf
ここでは、協働事業と位置づけられて実施される事業の契約上の問題点が洗い出されている。
こういった資料を見ると、
アートライン訴訟になった松戸アートラインプロジェクト2010は、その流れの中では、いかにも、準備不足だったと言わざるを得ない。
松戸市にとって、NPOのCoCoTにとっても時期尚早だったのだ。
松戸の「協働のまちづくり条例」制定以降、結局、協働の実践的な手法やマニュアルまで、突っ込んだ議論も試みもなく、
まして、「業務委託」が協働の位置づけとなる発想は、市職員の中になかったのだ。
そんな土壌に、アートプロジェクトを、協働事業と業務委託を組ませて持ち込んだのだから、
混乱は大きかった。
私たちは、それを踏まえて、
明日の勉強会では、
「事業委託は協働ではない!委託契約で対等性を確保する方法は?」というテーマで、
話し合ってみたいと思います。
松戸は、より進化した「協働マニュアル」を持たなくては!
勉強会終了後、懇親会を開きますので、どうぞ、お越しください!
===
日時:2014年12月11日(火) 18:30~20:30
場所:女性センターゆう松戸 研修室
内容:アートラインプロジェクトに関わる契約、報告、支払いの過程の検証と問題点について
参加費:500円(資料代のみとなりますので、ご支援の寄付をお願いいたします。)
配布資料:平成24年 総務財務常任委員会 9月13日の議事録抜粋
===
テーマは、「事業委託は協働ではない!委託契約で対等性を確保する方法は?」
「事業委託は協働事業ではない」という主張は、既に過去のものとなり、協働を実践していくに当たり、「業務委託」や「指定管理」で、財政基盤の脆弱なNPOと連携して、経営リスクを避け紛争を回避し、より良い成果を挙げる方策が真剣に検討される時代になってきた。
〇「NPOと行政の協働マニュアル」(新潟県、平成 20 年 11 月) では、
http://www.pref.niigata.lg.jp/kenminseikatsu/1226001688000.html
(1)事業委託とは
「事業委託」は、行政が担当すべき分野の事業を行政にはない優れた特性を持つ第三者に
契約をもって委ねる協働の形態です。
行政が業務を委託する相手方として、NPOは「非営利性」や「公共性」とともに「専門
性」や「先駆性」などの優れた特性を有していると言えます。
と、ここでは、NPOに
発注する事業委託を協働の形態と位置づけられて、実際に契約に当たっての心得や手続きまで、検討されている。
〇「協働事業における契約のあり 方等に関する検討結果報告書」
小金井市市民協働のあり方等検討委員会 平成24年2月
https://www.city.koganei.lg.jp/kakuka/shiminbu/shiminbunkaka/singikaitou/kyodotoushin.files/kyodokeiyaku.pdf
ここでは、協働事業と位置づけられて実施される事業の契約上の問題点が洗い出されている。
こういった資料を見ると、
アートライン訴訟になった松戸アートラインプロジェクト2010は、その流れの中では、いかにも、準備不足だったと言わざるを得ない。
松戸市にとって、NPOのCoCoTにとっても時期尚早だったのだ。
松戸の「協働のまちづくり条例」制定以降、結局、協働の実践的な手法やマニュアルまで、突っ込んだ議論も試みもなく、
まして、「業務委託」が協働の位置づけとなる発想は、市職員の中になかったのだ。
そんな土壌に、アートプロジェクトを、協働事業と業務委託を組ませて持ち込んだのだから、
混乱は大きかった。
私たちは、それを踏まえて、
明日の勉強会では、
「事業委託は協働ではない!委託契約で対等性を確保する方法は?」というテーマで、
話し合ってみたいと思います。
松戸は、より進化した「協働マニュアル」を持たなくては!
勉強会終了後、懇親会を開きますので、どうぞ、お越しください!
===
日時:2014年12月11日(火) 18:30~20:30
場所:女性センターゆう松戸 研修室
内容:アートラインプロジェクトに関わる契約、報告、支払いの過程の検証と問題点について
参加費:500円(資料代のみとなりますので、ご支援の寄付をお願いいたします。)
配布資料:平成24年 総務財務常任委員会 9月13日の議事録抜粋
===
- 関連記事
-
- 現状を把握する思考と市民活動 (2014/08/22)
- CoCoT裁判の顛末 (2015/07/26)
- CoCoT裁判の概要説明会に招かれて (2015/08/21)
- 松戸アートライン訴訟勉強会 テーマ「事業委託は協働ではない?!」 (2014/12/10)
- 公契約条例を知っていますか? (2014/09/25)
スポンサーサイト