松戸市議会傍聴 選考の公平性への議員質問
- 2014/12/20
- 19:57
松戸市議会 傍聴の所感
昨日の委員会で、ある保守系の議員の方が、
指定管理の選考の公平性について、言及していました。
ところで、
CoCoTが選定された時は、
平成19年~22年
説明会に来た団体がおそらく10団体くらい。
応募者3団体の中から、選出されました。
応募した団体は、組合系中間支援、福祉系中間支援、CoCoTでした。
77.3点という決して高得点とは言えない評価でした。
http://www.city.matsudo.chiba.jp/jigyosya/siteikanrisya/senteikekka/izen/siminkatudou-sc.html
平成23年~26年
説明会に来た団体は3団体程度。応募団体は、CoCoTのみ。
評価は、92.8点という高得点でした。
http://www.city.matsudo.chiba.jp/jigyosya/siteikanrisya/senteikekka/izen/siminkatsudou-sc2.html
誰も、応募しなかった理由を勝手に推測すると、
①松戸市の積算について、見当のつく地元組織が有利。
②まつど市民活動サポートセンターは、ウィキペディアにも紹介されるほど、歴史があるので、
事業が高度化して、専門的な人材がいないと運営できない。
内閣府HP 市民活動モデル調査
https://www.npo-homepage.go.jp/data/report19.html
ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%96%93%E6%94%AF%E6%8F%B4%E7%B5%84%E7%B9%94
③受託金額も高額ではなく、人件費等は指定管理業務のコストパフォーマンスで切り詰められているため、
NPO支援という特定分野の人材の確保してまで運営しても利益が上がらない。
上記を考え合わせると、NPOの支援の指定管理を
地元のネットワークを持っていない他地域の事業者が受託するメリットは少ないと思えます。
その当時は、審査委員は、すべて松戸市の職員でしたが、
その後改善され外部委員も構成メンバーとなりました。
話しは戻りますが、
今回の質問された議員の話は、
指定管理の選考委員会の構成メンバーが改善されたと評価していた私には衝撃的でした。
その内容は、
応募したのは2団体。
選定されたNPO法人と、もう1団体(仮にB団体)
選考委員の評価は、一人の方を除けば、5分5分か、B団体の方が評価が高い場合もあった。
ところが、一人の選考委員の評価が、20点差で選定された団体に高い評価をしていたので、
逆転したようだ。
その選考委員は、千葉県内のNPO法人の中間支援組織の代表者、まちづくり協議会の推薦を受けて任命した。(松戸市の説明)
不正があったとは言わないが、選定されたNPO法人は、ネットワーク組織なので幅広い繋がりがあることを考えると、
利害関係はないのか?
という質問でした。
議員の質問の意図は、
もちろん、審査の公正性の確認だったのでしょう。
私は、外部委員を入れることで、自治体の思惑だけに左右されない公平性が担保できると思っていました。
ところが、外部委員の背景や立ち位置によっては、
外部委員との利害関係を詮索されたり、不正の疑惑さえでてくるケースもあるのです。
この場合は、やはり、入れた点数が他の審査委員とかけ離れていたことや、
NPO法人という同業者で、しかも、県内の中間支援組織といえば、数えるほどしかない状況が、
いよいよ、拍車をかけているのかもしれません。
まあ、その点は、松戸市ももう少し、知恵を使ってほしかったとは思います。
せめて、県外の中間支援組織にするとか。。。
それよりも、もっと、衝撃を感じたことは、
私たちのような地域で自転車操業しているNPOも、
利権が絡む組織になったということです。
CoCoTの民事訴訟も、この議会の審査に関する疑義も、
NPOがそれなりのお金を動かす組織として認知され、
法人の仕組みが内部留保がしにくいプロジェクト型であるにも関わらず、
既に、世間の受け止め方はそうではなくなったということです。
NPO法人であるということは、
公益性のサービス提供という面から、
経済社会を支える組織だという自覚が必要な時代になりました。
昨日の委員会で、ある保守系の議員の方が、
指定管理の選考の公平性について、言及していました。
ところで、
CoCoTが選定された時は、
平成19年~22年
説明会に来た団体がおそらく10団体くらい。
応募者3団体の中から、選出されました。
応募した団体は、組合系中間支援、福祉系中間支援、CoCoTでした。
77.3点という決して高得点とは言えない評価でした。
http://www.city.matsudo.chiba.jp/jigyosya/siteikanrisya/senteikekka/izen/siminkatudou-sc.html
平成23年~26年
説明会に来た団体は3団体程度。応募団体は、CoCoTのみ。
評価は、92.8点という高得点でした。
http://www.city.matsudo.chiba.jp/jigyosya/siteikanrisya/senteikekka/izen/siminkatsudou-sc2.html
誰も、応募しなかった理由を勝手に推測すると、
①松戸市の積算について、見当のつく地元組織が有利。
②まつど市民活動サポートセンターは、ウィキペディアにも紹介されるほど、歴史があるので、
事業が高度化して、専門的な人材がいないと運営できない。
内閣府HP 市民活動モデル調査
https://www.npo-homepage.go.jp/data/report19.html
ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%96%93%E6%94%AF%E6%8F%B4%E7%B5%84%E7%B9%94
③受託金額も高額ではなく、人件費等は指定管理業務のコストパフォーマンスで切り詰められているため、
NPO支援という特定分野の人材の確保してまで運営しても利益が上がらない。
上記を考え合わせると、NPOの支援の指定管理を
地元のネットワークを持っていない他地域の事業者が受託するメリットは少ないと思えます。
その当時は、審査委員は、すべて松戸市の職員でしたが、
その後改善され外部委員も構成メンバーとなりました。
話しは戻りますが、
今回の質問された議員の話は、
指定管理の選考委員会の構成メンバーが改善されたと評価していた私には衝撃的でした。
その内容は、
応募したのは2団体。
選定されたNPO法人と、もう1団体(仮にB団体)
選考委員の評価は、一人の方を除けば、5分5分か、B団体の方が評価が高い場合もあった。
ところが、一人の選考委員の評価が、20点差で選定された団体に高い評価をしていたので、
逆転したようだ。
その選考委員は、千葉県内のNPO法人の中間支援組織の代表者、まちづくり協議会の推薦を受けて任命した。(松戸市の説明)
不正があったとは言わないが、選定されたNPO法人は、ネットワーク組織なので幅広い繋がりがあることを考えると、
利害関係はないのか?
という質問でした。
議員の質問の意図は、
もちろん、審査の公正性の確認だったのでしょう。
私は、外部委員を入れることで、自治体の思惑だけに左右されない公平性が担保できると思っていました。
ところが、外部委員の背景や立ち位置によっては、
外部委員との利害関係を詮索されたり、不正の疑惑さえでてくるケースもあるのです。
この場合は、やはり、入れた点数が他の審査委員とかけ離れていたことや、
NPO法人という同業者で、しかも、県内の中間支援組織といえば、数えるほどしかない状況が、
いよいよ、拍車をかけているのかもしれません。
まあ、その点は、松戸市ももう少し、知恵を使ってほしかったとは思います。
せめて、県外の中間支援組織にするとか。。。
それよりも、もっと、衝撃を感じたことは、
私たちのような地域で自転車操業しているNPOも、
利権が絡む組織になったということです。
CoCoTの民事訴訟も、この議会の審査に関する疑義も、
NPOがそれなりのお金を動かす組織として認知され、
法人の仕組みが内部留保がしにくいプロジェクト型であるにも関わらず、
既に、世間の受け止め方はそうではなくなったということです。
NPO法人であるということは、
公益性のサービス提供という面から、
経済社会を支える組織だという自覚が必要な時代になりました。
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